23.01.01[お知らせ]
新年あけましておめでとうございます。
昨年2022年は、ロシアによるウクライナ侵略という世界史に残る事件が起こりました。さらに7月の参議院選挙においては、安倍晋三元総理が街頭演説中に銃撃され搬送先の病院でご逝去されるという事件が起きました。
令和の時代にこのような事件が起きたことに衝撃を受けると同時に、民主主義や選挙のあり方、弊社の事業の意義についても深く考える1年となりました。
一昨年の衆議院選挙で好評を得た「投票マッチング」は、7月の参議院選挙はもちろん、宮崎県知事選挙をはじめ地方選挙でも多数展開しご好評をいただいております。
「ボートマッチ」におけるデファクト・スタンダードになりつつある「投票マッチング」をさらに発展させていくために、2021年の衆院選以降に実施した投票マッチングの結果データを東京大学・鳥海不二夫研究室に提供し、投票の意思決定に関わる要素を分析する共同研究が始まりました。今年4月には分析結果の中間まとめを公表する予定ですので、ご期待ください。
また12月には、需要が急増しているネット選挙におけるインターネット広告サービスの開発・拡充のために、IPアドレスに様々な情報を紐づけしたデータベースの利用サービスである「SURFPOINT™」などを運営する株式会社Geolocation Technologyと資本業務提携を結びました。
本年2023年4月は第20回統一地方選挙です。4年に一度、僅か1ヶ月の間に全国の地方自治体の約30%の選挙が集中して行われますが、衆議院・参議院の国政選挙に比べてマスメディアの報道量は少なくなり、統一地方選挙の投票率は毎回低下の一途をたどっています。
今年4月は選挙ドットコムへのアクセスが最も集中する期間であり、弊社の事業が社会的な貢献を最大化できるチャンスです。戦争や暗殺といった事件のあった後だからこそ、一人でも多くの方が投票所へ足を運ばれ、主権者としての意思を表明していただく統一地方選挙になればと思います。
弊社は3年前から、今年の統一地方選挙を見据えて、様々な準備を進めてまいりました。この機会に、売上、事業規模ともに大きく飛躍した昨年を超えるインパクトを社会に与えることができるかどうか。弊社にとって、勝負の1年になります。
今年は新規事業にも挑戦します。高収益を出すことが難しい選挙ドットコム事業を安定的に運営していくためにも、自治体・政治家との繋がりを持つという弊社の強みを活かした官民連携事業を、新たに獲得した人材を中心に展開してまいります。
社員の総力を結集し、「選挙のDXを成し遂げ、社会に広く貢献する企業」として、進化を続けてまいりますので、今年も皆さまのご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、あらためて、この国の民主主義のために身を賭して政治を志す、全ての候補者へ心より敬意を表します。また今年行われる選挙において、全国各地の候補者、選挙運動に従事する皆様の安全が守られることを切に願います。
2023年が皆さまにとって素晴らしい年となることを強く祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
令和5年1月1日
イチニ株式会社
代表取締役 高畑 卓