INFORMATION

選挙ドットコム編集長就任のご挨拶(鈴木邦和)

22.04.20[お知らせ]

いつも選挙ドットコムをご利用いただき誠にありがとうございます。

この度選挙ドットコム編集長に就任した鈴木邦和より、就任の挨拶をさせていただきます。

選挙ドットコム編集長就任のご挨拶(鈴木邦和)

本年4月より「選挙ドットコム」の編集長に就任しました鈴木邦和です。イチニ株式会社の一員として、素晴らしい仲間たちと共に仕事できることに喜びを感じています。

私にとって政治との関わりの原点は、2011年の東日本大震災にあります。その頃、大学生だった私は、ボランティアとして瓦礫撤去やヘドロ除去に従事する中で、被災地の現場で政治の機能不全を目の当たりにしてきました。

しかし、政治という漠然とした大きな枠組みに対して、自分の存在はあまりに小さいものでした。そこで、23歳の自分に何が出来るか考えた末、選挙ポスターや選挙カーに代わる選挙情報のポータルサイトを創ることにしました。

当時、日本ではまだインターネット選挙が解禁されていませんでしたが、仲間のエンジニアと共に「日本政治.com」という選挙情報のポータルサイトを立ち上げました。「日本政治.com」は、ボートマッチや公約の進捗評価などのコンテンツを中心に、4度の国政選挙で150万人の有権者にご利用頂きました。

一方、「日本政治.com」の運営を続ける中で、政治や選挙の現実を知らない自分が語る理想に、日々限界も感じてきました。そこで、28歳になった2017年、東京都議会議員選挙に立候補し、都議として1期4年間仕事をしてきました。

議会に入ってみると、多くの議員たちが、真面目に政策実現に取り組んでも有権者に伝わらない苦悩を抱えていることに気づきました。その中で、日々駅に立ち、戸別訪問を繰り返し、地元の新年会や祭りをハシゴし続け、議会活動になかなか時間を割けない現実がありました。

私自身も痛感してきましたが、「地元に顔を見せる」=「政治家として仕事をしている」と評価する有権者は、決して少なくありません。しかし、そうした有権者と政治家の関係は、お互いにとって必ずしも良い形とは言えないと考えています。23歳の時に抱いた私の問題意識は、立場を変えて10年仕事をしてきても、なお深まるばかりでした。

昨年、私が「選挙ドットコム」で「投票マッチング」をプロデュースさせていただいたところ、350万人の有権者にご利用いただき、サイト自体も年間8000万PVを記録しました。この10年間で政治・選挙においてインターネットの役割は大きく増しており、有権者と政治家の関係も少しずつ変化を見せています。

そうした中で、かつて有権者としての素朴な疑問から政治サイトを立ち上げ、また都議として政治のリアルに触れてきた自分だからこそ、有権者と政治家がより良い関係を築いていくためのサポートが出来るのではないか。この10年間の自分の歩みを振り返った末に、今回、選挙ドットコムの編集長の仕事を引き受けさせていただくことになりました。

編集長として私が大切にしたいスタンスは、たとえ個々のコンテンツにおいて、特定の政党や政治団体、候補者等の主義主張を掲載するとしても、サイト全体としては、政治的公平・公正を旨とする運用を行うということです。そして、選挙ドットコムのサイトやYouTubeチャンネルを通じて、有権者と政治家の双方に貢献できるようなプラットフォームづくりに挑戦していきたいと考えています。

今後も「選挙ドットコム」ならびに「イチニ株式会社」をよろしくお願いいたします。

【鈴木邦和・略歴】
1989年生 東京大学工学部卒. 2012年 政治サイト「日本政治.com」起業. 2017年 東京都議会議員に初当選(1期). 現在は自治体DXの仕事にも従事.

イチニでは、多くの仲間を募集しております!募集職種はこちら

この記事をシェアする

一覧に戻る