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2024年 新年のご挨拶

24.01.01[お知らせ]

新年あけましておめでとうございます。

昨年2023年は、4月に第20回統一地方選挙が行われるなど、年間を通じて1500以上の選挙が行われた「選挙イヤー」でした。統一地方選挙では41道府県議選において女性当選者が過去最多となり、女性首長も多数誕生するなど「女性の躍進」が話題となり、その後の選挙でも同様の傾向が続いています。

年間1億PVを達成

4年に一度、わずか1ヶ月の間に全国の地方自治体の30%弱の選挙が集中して行われる統一地方選挙は、選挙ドットコムへのアクセスが最も集中する期間であり、弊社の事業が社会的な貢献を最大化できるチャンスです。そのため弊社では、社員一同力を合わせて様々な準備を進めてまいりました。
そうした社員の努力が実を結び、選挙ドットコムは初めて年間1億PVを達成することができました。同時に過去最高売上も達成し、皆さまのご愛顧に心から感謝を申し上げます。

東京大学と選挙ドットコムの共同研究成果
「投票マッチングは有権者の投票に貢献」

弊社は東京大学・鳥海不二夫研究室と「投票マッチング」に関する共同研究を行ってまいりました。昨年、その共同研究の成果として「投票マッチング」が選挙公報やメディアと比較して有権者への投票や候補者の選びの参考となり、投票への意識づけ「Informed voting」に貢献していることを確認いたしました。一方で、特定の候補に誘導する効果は確認されませんでした。
低迷する投票率を少しでも向上させるべく、今年も国内の国政・地方選挙で投票マッチングを実施してまいります。

ネット選挙解禁から10年の節目に
「ネット選挙フォーラム2023」を開催

公職選挙法改正によってインターネット上での選挙活動や選挙応援、いわゆる「ネット選挙」が解禁されてから、昨年4月で10年目の節目を迎えました。
弊社は「10年を振り返り、次を予測する」をテーマに、「ネット選挙フォーラム2023」を開催。国会議員やネット上の選挙・政治活動を研究する学識・有識者、選挙関連ビジネス企業、選挙プランナーなどの著名人をお招きし、様々な角度からネット選挙の道のりと現在地、そしてこれからの展望や乗り越えるべき課題について議論をしていただきました。

政治不信を乗り越える1年に

昨年4月に行われた衆議院補欠選挙において、岸田文雄首相の応援演説前に爆発物が投げ込まれという事件が起きました。2022年の参議院選挙における安倍晋三元総理の銃撃事件に続き、演説中の政治家を狙った事件が昨年も起きてしまったことは残念でなりません。

またネット選挙運動解禁10年という節目の年に、江東区長選挙における選挙運動用有料インターネット広告の違反が発覚し、現職区長が辞任する事態となりました。年末には自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題も発覚し、国民の政治不信を招く事態が続いている現状に、政治家と有権者をつなぐ選挙ドットコム事業を行う者として、強い危機感を覚えています。

弊社はクレジットカードによる個人献金の仕組み「カンタンネット献金」を提供しており、その知見を活かして政治資金の透明化や適正化に貢献できることはないか。「選挙のDXを成し遂げ、社会に広く貢献する企業」として、政治資金の課題にも挑戦をしていきたいと考えております。本年も皆さまのご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、2024年が皆さまにとって素晴らしい1年となることをご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和6年1月1日
イチニ株式会社
代表取締役 高畑 卓

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