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「選挙ドットコム」サイト内の候補者掲載順に関するイチニ株式会社の考え方

23.04.21[お知らせ]

平素よりイチニ株式会社(以下、弊社)が運営する「選挙ドットコム」をご活用いただきありがとうございます。

4年に一度の統一地方選挙最終盤を迎える中で、選挙区ごとの候補者の方の掲載順について、ご質問やご指摘をいただくことがございます。

このため、掲載順についての弊社の考え方をご説明させていただきます。

掲載順のポイント4点

弊社では、弊社の提供している政治家向け情報管理・発信ツール「ボネクタ」を利用していただいている方が掲載順の上位に表示される仕様について、「有料サービスを利用している政治家が先に来る仕様はおかしい」とご指摘をいただくことがございます。弊社では利用者の皆さまのご意見を踏まえ、これまでもシステムの改良を重ねてまいりましたが、現時点では以下4点の理由からこの仕様を採用しております。

①機会の平等の確保

弊社は立候補を予定するご本人・関係者様向けに登録フォームを公開し、無料での候補者基本情報(顔写真やSNS情報など)の登録を受け付けております。

ボネクタの利用・未利用に関わらず、基本的な情報を掲載・公開させていただいております。選挙の公示・告示後には、候補者の届け出が締め切られる17時以降に、各地の選挙管理委員会から候補者情報を収集し、数日中に全ての候補者の情報の掲載を完了しております。

この上で、ページの上位掲載が可能となる「ボネクタ」のご利用登録については、全政党や政治団体へ、選挙ドットコム及び「ボネクタ」についてダイレクトメール等での連絡や宣伝を行っております。特定の政党、団体、候補者、いずれにも所属せず無所属で活動されている方など、どなたでもご利用いただけます(※ただし、お申込時にご利用規約への同意が必要となります)

選挙前に立候補を考える方、選挙に立候補した方、全ての皆様へ、弊社サイトに情報を掲載するかしないか、また、「ボネクタ」を利用するかしないかを判断する「機会の平等」を確保するよう努めております。

②政治活動・選挙運動における各陣営の判断

その上で、ネット上の発信を重視して「ボネクタ」を利用し月額数千円の利用料を支払うかどうかは、候補者・陣営のご判断となります

「ボネクタ」に限らず、ホームページを開設するかどうか、SNSのアカウントを開設するかどうか、それぞれ候補者・陣営が判断して利用されております。ホームページもSNSアカウントも開設せず、いわゆる地上戦にお金と時間を使い、名刺やリーフレットのほか、自治体によって公費で負担されるビラといった印刷物や新聞折り込み等に多額の費用をかけている候補者・陣営も多数いらっしゃいます。

公職選挙法で認められた活動の中で、ネット上での発信を重視するのか、地上戦を重視するのか、何を重視して費用をかけるのかを判断するのは候補者・陣営の自由です。選挙ドットコムの表示順位からは、そうした各候補者・陣営の情報発信に関する姿勢も読み取れるのではないかと考えております。

③サービス継続のために

選挙管理委員会は税金によって運営される公的な組織です。弊社は民間企業ですのでサービスの継続には資金が必要です。選挙情報サイトは率直に申し上げれば儲かるビジネスではありません。選挙ドットコムの前身である「ザ選挙」時代から数えれば過去に2度、経営難によってサービスを停止したことがあります。

これまで蓄積した日本一の選挙データベース、選挙情報を失ってはならないという思いから「ザ選挙」を引き継ぐにあたり、持続可能なビジネスモデルを模索する中で「ボネクタ」を開発しました。価格設定については、どなたでもご利用いただける価格であることを重視し、政治家によって報酬額が大きく違うことを考慮してプランも分けております。(町村議会議員プランは3,900円、都道府県議会議員プランは9,800円等※税別)

また一方では、①に記載の通り、無料での候補者基本情報登録も受け付けております。

④有権者の皆様には無料でご使用いただきたい

ネットメディアの運営については、有権者の方から利用料をいただくモデルもございます。しかし弊社は、「日本をよくする人を前へ。」をコーポレートミッションに掲げ、投票率の向上等に少しでも寄与できるよう、選挙ドットコムを運営しておりますため、有権者には無料で情報を提供し続けたいと考えております。

そこで現在は、「ネット上で有権者に情報を届けたいと考えている政治家の方」からサービス利用料をいただく形で事業を継続しております。

以上です。
ご理解いただければ幸いです。

最後に、①について補足をさせていただきますと、まだまだ選挙ドットコムの知名度が低いため、存在をご存知ない候補者の方もいらっしゃるかと思います。
この点については力不足をお詫びしますとともに、サービスの知名度向上に努めてまいります。
今回の統一地方選挙(前半)では女性の立候補者数が前回統一選よりも増えるなどの明るいニュースもあった一方で、投票率の低さや政治参加の機会拡充に向けては依然課題も残っていると考えています。

弊社は皆さまからの貴重なご意見に耳を傾けながら、今後も利用しやすいサイト運営に励んでまいります。

>選挙ドットコム
>ボネクタ公式サイト
>政治家・立候補者の情報登録・更新フォーム

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